ハウアーの備忘録

仕事のコト、セミリタイアへ向けて、効率化などについて語る

なんでもかんでも改変すればいいってわけでは、もちろんない【ゼークトの組織論】

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職場でたまに見かけるのが、改変に取り憑かれた人

こういう人は改変することが仕事だと勘違いしていて、とにかく何でもかんでも改変しようとします。

確かに一見すれば現状維持よりも上を目指すことの方が良いことのように見えます。

しかし、中には改変する必要のない最適化された業務というものもあり、それを無理に変えようとすると碌なことになりません。

むしろ改悪の原因になってしまうことがあります。

本来ならば不便な部分や非合理的な業務があるから改善しようとする、という流れが正常なアプローチでしょう。

しかし、このタイプの人はなぜかそういう発想をしません。

改変することそのものが目的になってしまっています。

つまり、手段が目的化してしまっているわけです。

ただそうなるとどこかしらの段階で改悪化してしまうことは目に見えています。

そして最終的にはその改悪化によって、職場の人間に迷惑をかけてしまうことになるわけですね。

 

このタイプの人が厄介なのは、本人に悪気はなく、至って真面目に仕事をしているということでしょう。

なんなら自分は良いことをしているんだ、くらいに思っているかもしれません。

しかし本人はそれで良くても、周囲は迷惑を被ることになります。

ドイツの軍人であるゼークトの組織論に、

「有能な怠け者は司令官に、有能な働き者は参謀にせよ。無能な怠け者は連絡将校下級兵士にすべし。無能な働き者は、すぐに処刑すべし」

という教えがあります。

意味のない改変を繰り返すこのタイプを上記に当てはめるとしたら、さしづめ無能な働き者ということになるでしょう。

では、なぜ彼らが処刑の対象かというと、行動力がある分下手なことをされてしまうと組織に甚大な被害を与えてしまうから。

「そうなると困るからその前にいっそやってしまえ」というのがこの教えの意味だと思います。

現実にはこのタイプの人たちを処刑台に送ることも、クビにすることもできないですから、全体に影響しない範囲の仕事(ないし役職)を与えるのがこのタイプに対する最善策になるのではないかと思います。

計画性と配慮のない改変は改悪化へとつながる。

このタイプの人たちを見て、私が学んだことです。