ハウアーの備忘録

仕事のコト、セミリタイアへ向けて、効率化などについて語る

ベーシックインカムについて思うこと①

公約に掲げる政党(希望の党日本維新の会)が現れ、ますます注目度が上がっているベーシック・インカムという制度。

実は私もベーシック・インカム(以下BI)に強い興味があって、兼ねてより注目しております。

今回はそんなBIについて私が考えていることを述べます。

 

シンプルさ

BIの特徴の1つは、そのシンプルさにあると思っています。

年金や生活保護など従来の社会保障制度と比べ、BIは制度がシンプルで理解しやすい。

そして、そのシンプルさゆえに行政コストを削減することができます。

BIが導入されれば現在の社会保障制度のいくつかは撤廃される可能性が高く、そうなれば手続きにかかるコストは全体として少なくなります。

国民としては制度を理解しやすいし、国としては行政コストを削減できる。

そこが従来の社会保障制度と比べてBIのメリットとなる部分だと思います。

 

公平性が高い

公平性が高いこともBIの特徴の1つでしょう。

給付金を国民全員に支給するというのがBIの基本的な理念ですから、制度そのものが公平と言えます。

それに比べてよく問題視されるのが生活保護の不正受給や、受ける資格があるのに生活保護を受けられない人たちの問題です。

おそらくBIが導入されれば生活保護は撤廃となりますが、そうなれば生活保護で課題となっている問題は一挙に解決されることでしょう。

ただし、現在生活保護を受給している人に関しては、支給額が少なくなることも起こりうるため、この辺は慎重に考えていく必要があります。

 

また公平性が高いといっても、「金持ちにまで配る必要はないだろう」という意見もあるかと思います。

しかし、その場合は配った後に所得額に応じて税金として回収すれば問題ありません。

(ちなみにこれを給付付き税額控除という)

万が一それが通らなかったとしても公平性は依然として保たれているわけで、BIは金持ちを優遇する制度というより、貧困層インパクトが大きい制度だと個人的には思ってます。

そもそも金持ちにとってBIで受け取れる金額なんて雀の涙みたいなものでしょうからね。

ちなみに私は制限を付ける方に賛成です。

 

財源について

BIを語る上で避けて通れないテーマが財源に関するもの。

この財源をどうやって集めていくかがBIの最大の課題となっています。

ちなみにアイデアはいくつかあって、相続税を引き上げる、お金を刷る、各所からちょこちょこ集めてくるなど様々な意見があります。

けれど、集めるという意味ではそれほどハードルは高くないように思います。

むしろ難しいと思うのが制度を維持し続けること。

こればっかりはぶっつけ本番で臨むしかなく、うまく運用できるのかはやってみるまで分かりません。

財源が莫大なだけに及ぼす影響が大きいため、この辺は慎重に議論していくほかないでしょうね。

 

ハードルの高さ

時代にフィットしていてメリットも多い。

そんなベーシックインカムですが、私が1番強く感じているのは実現までのハードルの高さです。

率直に言えば、「こんなの日本で実現すんの?」って感じがします。

保守的な人が多い日本において、これほど革新的な制度が受け入れられる未来が見えない。

議論自体は活性化してきているものの、「じゃあ実際にBIを導入しますか?」と聞かれたら反対する人が過半数を上回りそう。

 

私は今のまま何もしないと日本は沈没すると思っているので、何かしら手を打つべきだと考えてます。

その打ち手の1つとしてBIは十分に議論の余地があると思いますし、可能性も感じている。

内容はどうであれ、マニフェストに掲げる政党まで現れ始めたのは良くも悪くも変革に近づいている証だと言えます。

となるとあとは国民の理解をどこまで深められるかが鍵となるんでしょうね。

個人的には今後もBIに注目し続けていくつもりですが、できれば実現された後の世界を見てみたいものです。

 

気が向いたら2回目もやります。