世界の名著3を読んだ感想|孔子、孟子

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はじめに

どうも、MASSANです。

 

今回は世界の名著3を読んだ感想を書き綴っていく。

3巻には、儒教の基礎となった孔子と孟子の教典が収録されている。

中国哲学の王道と呼ばれる思想を学びたい方はぜひ手に取ってみてほしい。

では、さっそく本題に移ろう。

孔子を読んだ感想

この項に収録されている書物は以下の通りだ。

 

・論語

 

孔子にまつわる書籍といえばやはり「論語」だろう。

有名な「論語」だが、実は孔子本人が執筆したわけではなく、弟子たちによって編纂された末に完成したものらしい。

この辺は西洋哲学におけるソクラテスや、インド思想における釈迦と似ている。

ソクラテスもプラトンによって書籍化されたからこそ民衆にまでその思想が広まったのだし、釈迦も多くの弟子たちによって世界中に思想が広められた。

孔子も同様に、孟子や荀子や朱子などの優秀な弟子たちの力によって有名になった。

もしかすると西も東も北も南も、偉大な教祖の教えというのは敬虔な弟子たちの働きによって宗教化されていくのかもしれない。

 

さて、そんな「論語」についての感想だが。

一通り読んだ感想としては、「散文的でまとまりこそないが、儒教の重要なエッセンスが随所に散りばめられているな」という感じだった。

まとまりがないために教典という感は薄く、どことなくエッセイのような印象を受けた。

内容は基本的に儒教の根幹をなす「仁」と「徳」について語られているのだが、似たような主張が多く、冗長だと感じる箇所も正直少なくなかった。

また、今という時代や自分自身の価値観と儒教自体がマッチしているようには思えず、「論語」から吸収できたものは個人的には少なかった。

 

 

ただし、これはあくまで私がそうだったというだけで、この思想が馴染む人も大勢いると思う。

実際、書評サイトを覗いてみても大体は賞賛している意見ばかり。

そもそも儒教は徳川幕府によって布教されてきた歴史があるゆえに、日本人にはとても馴染みが深い思想だといえる。

 

 

それに馴染めないのはどちらかといえばマイノリティだと思うので、多くの人は安心して「論語」を読んでみてほしい。

孔子についてはそんなところだろうか。

 

 

↓有名な節もいくつか。

 

 

 

 

 

孔子の生い立ちを知れたおかげで、この節がより深く理解できたのは今回の収穫の1つだったと言えるかもしれない。

孟子を読んだ感想

この項に収録されている書物は以下の通り。

 

・孟子

 

“孔孟の教え”と言われるように、孟子は儒教に多大な影響を与えた人物として知られている。

そんな孟子についてまとめられた書物がそのまま「孟子」。

これも彼自身によって書かれたわけではなく、弟子たちによって編纂された。

 

孟子は性善説を唱えたり、母親が強烈だったり(孟母三遷、孟母断機)、なにかと話題に事欠かない人物である。

「孟子」にもそれは現れており、非常にユニークな書物に仕上がっている。

学校の授業のような「論語」に比べると、「孟子」からは自信満々な営業マンのセールストークみたいな印象を受けた。

 

そんな孟子の功績は何かといえば、孔子の教えに豊かな広がりを与えた上に、儒教を実践的な形に落とし込んだところかなと個人的には思う。

どちらか一方が欠けてもダメで、孔孟揃って儒教かなと浅薄ながらも思った。

 

ちなみに儒教の代表的な九つの経典「四書五経」の四書にあたる「論語」「孟子」を除いた二書「大学」「中庸」も一応読んではみた。

が、やはり儒教そのものが好きになれず、この思想を自分の中に取り入れることは難しいなと感じた次第である。

まとめ

意気揚々と中国哲学編に入ったはいいものの、予想外だったのは儒教が自分には全く響かなかったということ。

どうりで日本的な価値観や日本の道徳観に馴染めないわけだ。

意外な形でいつも感じていた違和感の正体に対する確信を強めることになった。

まぁそれも1つの学びということで。

4巻に続く。